telnet

telnetとは、ネットワークを通じて接続されたサーバへログインして、そのサーバを操作するためのコマンドです。この記事では、Microsoft Windowsのtelnetコマンドの使い方をご紹介します。

有効化

WindowsでTelnetクライアントを使用するには、「Windowsの機能の有効化または無効化」で「Telnetクライアント」を有効にする。

構文

telnet [-a] [-e escape] [-f logfile] [-l user] [host [port]]
host

接続するホストの名前又はIPアドレスを指定する。

Windows の漢字コードセットと、telnet で接続したリモート・コンピュータの漢字コードセットが異なると、文字が正しく表示できません。 Windows の telnet で文字化けする場合は、漢字コードセットを変更する必要があります。

漢字コードセットの変更を行うには、まず telnet コマンドを引数を指定せずに実行します。

C:\> telnet

telnet を実行すると、telnet のプロンプトが表示されます。


Microsoft (R) Windows 2000 (TM) Version 5.00 (Build 2195)
Microsoft Telnet クライアントへようこそ
Telnet Client Build 5.00.99206.1

エスケープ文字は 'CTRL+]' です

Microsoft Telnet>

set CODESET コマンドで漢字コードセットを変更します。漢字コードセットは次のいずれかを指定します。

漢字コードセットを日本語EUCに変更する例を示します。

Microsoft Telnet> set CODESET Japanese EUC
Microsoft Telnet>

現在の漢字コードセットは、display コマンドで確認することができます。

Microsoft Telnet> display
エスケープ文字は 'CTRL+]' です
自動認証 (NTLM 認証) を使う
ローカル エコーを使わない
CR と LF を送信します
エミュレーションの種類: VT100/漢字コードセット: Japanese EUC
使用する端末の種類をネゴシエートする

優先する端末の種類は ANSI です
Microsoft Telnet>

漢字コードセットの変更が終わったら、open コマンドで接続するか、quit コマンドで telnet を終了します。

Microsoft Telnet> quit

漢字コードセットを変更すると、その設定が保存されます。telnet を実行するたびに漢字コードセットを変更する必要はありません。