Visual Basic(VB)とはMicrosoft Windows上で実行できるプログラミング言語です。入門者向けの簡単な言語で、Excelなどで使えるVBAの基にもなっています。この記事では、VBの使い方をご紹介します。

関数

Visual Basicの組み込み関数一覧
Category Function Description
配列 LBound 配列の最小の要素番号を返す。
UBound 配列の最大の要素番号を返す。
日付 DateAdd 対象日付の指定期間前後の日付を返す。
DateSerial 指定した年、月及び日から日付型(Date)の日付を返す。
ファイル Open ファイルをオープンする。
Close ファイルをクローズする。
文字列 Format 書式文字列に従って書式設定された文字列を返す。
InStr 部分文字列を対象文字列の先頭から検索して、最初に見つかった位置(先頭からの文字数)を返す。
InStrRev 部分文字列を対象文字列の末尾から検索して、最初に見つかった位置(先頭からの文字数)を返す。
LCase アルファベットの大文字を小文字に変換する。
Mid 文字列の指定の位置から文字列を取り出す。
Replace 文字列を置き換える。
Split 文字列を分割して配列で返す。
Trim 文字列の先頭と末尾の空白を取り除く。
UCase アルファベットの小文字を大文字に変換する。
判定 IsDate 日付型かどうかを返す。
IsEmpty Emptyかどうかを返す。
IsNumeric 数値型かどうかを返す。
乱数 Randomize 乱数ジェネレータを初期化する。
Rnd 乱数を返す。
GUI MsgBox メッセージボックスを表示する。

クラス・モジュール

Visual Basicはオブジェクト指向プログラミングをサポートしている。クラスを定義してインスタンスを作成し、メソッドを呼び出したり、プロパティを参照することができる。

Visual Basicプロジェクトにクラスモジュールを追加するには、[プロジェクト] メニューから [クラス モジュールの追加] を選択すると、[クラス モジュールの追加] ダイアログ・ボックスが表示される。[クラス モジュール] を選択して、[開く] をクリックすると、プロジェクトにクラスモジュールが追加される。

クラス・モジュールのファイル拡張子は .cls である。