Oracle WebLogic Serverは、Oracleが開発・販売しているJava EEアプリケーションサーバである。

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WebLogicドメインを作成する

ドメインは、Oracle WebLogic Serverの基本的な管理単位である。ドメインはひとつ以上のOracle WebLogic Serverインスタンス、リソース及びサービスから構成されている。ドメインには必ずひとつの管理サーバが含まれている必要がある。また、任意の数の管理対象サーバを含むことができる。

サーバの起動モードには、プロダクションモードと開発モードの2種類がある。

サーバの起動モード
起動モード 説明
プロダクションモード 本番環境で使用するモード。
開発モード 開発環境で使用するモード。
サーブレットで未キャッチの例外が発生した場合、エラーページにスタックトレースが出力される。
モジュールを配置又は削除することで、自動的にデプロイ又はアンデプロイできる。

ドメインを作成する方法として、グラフィカルモードとコンソールモードの2通りの方法がある。

グラフィカルモードでWebLogicドメインを作成する。

グラフィカルモードでWebLogicドメインを作成する手順を示す。

  1. スタートメニューから[全てのプログラム] - [Oracle WebLogic] - [WebLogic Server 10gR3] - [Tools] - [Configuration Wizard]をクリックする。
  2. 「Oracle WebLogic Configuration Wizard」が起動されるので、「新しいWebLogicドメインの作成」を選んで、「次へ」をクリックする。
  3. 「ドメインソースの選択」でドメインの作成の元になるソースを選択して、「次へ」をクリックする。
  4. 「管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション」で管理ユーザのユーザ名とパスワードを入力して、「次へ」をクリックする。
  5. 「サーバの起動モードおよびJDKのコンフィグレーション」でWebLogicの起動モードとJDKを選択して、「次へ」をクリックする。
  6. 「環境とサービスの設定のカスタマイズ」で、必要に応じてカスタマイズを選択して、「次へ」をクリックする。
  7. 「WebLogicドメインの作成」でドメイン名とドメインの場所を入力して、「次へ」をクリックする。
  8. 「完了」をクリックする。

コンソールモードでWebLogicドメインを作成する。

コンソールモードでWebLogicドメインを作成する手順を示す。

  1. $WL_HOME/common/binディレクトリに移動する。($WL_HOMEはWebLogic Serverのインストールディレクトリ)
    $ cd $WL_HOME/common/bin
  2. Oracle WebLogic Configration Wizardをコンソールモードで実行する。
    $ ./config.sh -mode=console
  3. Oracle WebLogic Configuration Wizardが必要な情報を聞いてくるので、入力する。

WebLogic管理サーバを起動する

WebLogic管理サーバを起動するには、ドメインのディレクトリ(フォルダ)に移動して、startWebLogicコマンドを実行する。

Unix:

startWebLogic.sh

Windows:

startWebLogic.cmd

WindowsでWebLogic管理サーバを起動する例を示す。

C:\> cd C:\bea10.3\user_projects\domains\MyDomain
C:\bea10.3\user_projects\domains\MyDomain> startWebLogic.cmd

WebLogic管理サーバを停止する

WebLogic管理サーバを停止するには、ドメインのbinディレクトリ(フォルダ)に移動して、stopWebLogicコマンドを実行する。

Unix:

stopWebLogic.sh

Windows:

stopWebLogic.cmd
C:\> cd C:\bea10.3\user_projects\domains\MyDomain\bin
C:\bea10.3\user_projects\domains\MyDomain\bin> stopWebLogic.cmd

WebLogic管理対象サーバを起動する

Unix:

startManagedWebLogic.sh target [protocol://]host:port

Windows:

startManagedWebLogic.cmd target [protocol://]host:port
target

管理対象サーバの名前を指定する。

protocol

管理サーバとの通信に使うプロトコルを指定する。

通信プロトコル
通信プロトコル 説明
t3 T3プロトコル
host

管理サーバのホスト名又はIPアドレスを指定する。

port

管理サーバのポート番号を指定する。

マシン

Oracle WebLogic Serverドメインにおいて、マシンとはひとつ以上のOracle WebLogic Serverインスタンスをホストする物理コンピュータを表す。

Oracle Web Tier

Oracle Web Tierは、受信したHTTPリクエストの管理、Webメッセージのキャッシング、クライアントへのXML及びHTMLの送り返しを行う。Oracle Web TierにはOracle HTTP ServerやOracle Web Cache等のコンポーネントが含まれる。

Oracle WebLogic Server Administration Console

WebLogic Server管理コンソールにアクセスするには、Webブラウザを開いて、URLに「 http://hostname:port/console 」を入力する。

管理対象サーバの構成

WebLogic Server管理コンソールで[Domain Structure] - [domainname] - [Environment] - [Server]をクリックする。

コマンドでWebアプリケーションをデプロイする

コマンドでWebアプリケーションをデプロイするには、次のコマンドを実行する。

java [java_option] weblogic.Deployer
 [-adminurl protocol://address:port]
 [-username username]
 [-password password]
 -deploy [-source] file
 [[-name] deployment_name]
 [-targets target_list]
 [-upload]
java_option

Javaの実行オプションを指定する。

protocol

管理サーバとの通信プロトコルを指定する。

address

管理サーバのリッスンアドレスを指定する。

port

管理サーバのリッスンポートを指定する。

username

管理者のユーザ名を指定する。

password

管理者ユーザのパスワードを指定する。

file

デプロイするアーカイブファイル又は展開されたアーカイブディレクトリを指定する。

deployment_name

デプロイするWebアプリケーションのデプロイメント名を指定する。

target_list

対象サーバを指定する。

-upload

管理サーバではなく、リモートマシンからコマンドを実行する場合、指定したデプロイメントファイルをOracle WebLogic Server管理サーバのアップロードディレクトリにアップロードしてからデプロイする。

Oracle WebLogic Server Administration ConsoleでWebアプリケーションをデプロイする

WebLogic Server管理コンソールで[Domain Structure] - [domainname] - [Deployment]をクリックする。

JDBCデータソースを作成する

JDBCデータソースとは、JDBC接続のプールを介したデータベース接続を提供するJNDIツリーにバインドされたオブジェクトである。 アプリケーションからJNDIツリーのデータソースをルックアップして、データソースからデータベース接続を借りることができる。 アプリケーションからJDBCデータソースを介してデータベースに接続すると、データベースのホスト名、ポート番号及びデータベース接続文字列などをアプリケーション内に持つ必要がなくなり、これらをアプリケーションサーバで設定できるようになる。

JDBCデータソースの作成手順を次に示す。

  1. ドメインの管理サーバを起動する
  2. ウェブブラウザを起動して、Oracle WebLogic Server Administration Consoleを開く。
  3. ユーザ名とパスワードを入力して、ログインする。
  4. 「ドメイン構造」の[サービス] - [JDBC] - [データソース]をクリックする。
  5. 「新規作成」をクリックする。
  6. JDBCデータソースのプロパティを入力して、「次へ」をクリックする。
  7. トランザクションオプションを選択して、「次へ」をクリックする。
  8. 接続プロパティを入力して、「次へ」をクリックする。
  9. 「コンフィグレーションのテスト」をクリックする。
  10. メッセージに「接続テストが成功しました。」と表示されたら、「次へ」をクリックする。
  11. 対象のサーバを選択して、「完了」をクリックする。
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