EGitの初期設定
- Eclipseのメニューから[ウィンドウ] - [設定]を選択する。
- 「設定」ダイアログで[チーム] - [Git] - [構成]を選択する。
- 「ユーザー設定」タブの「エントリーの追加」ボタンをクリックする。
- 「構成エントリーの追加」ダイアログで「キー」と「値」に次の設定を追加する。
キー |
値 |
user.name |
Gitのユーザ名 |
user.email |
ユーザのメールアドレス |
- 必要に応じて、「キー」と「値」に次の設定を追加する。
キー |
値 |
core.autocrlf |
コミットするときに改行コードをLFに変換する場合は、trueに設定する。core.autocrlfがtrueの場合、チェックアウトの時にシステムに合わせた改行コードに変換される(Windowsの場合はCRLF)。 |
http.sslVerify |
証明書を検証する(true)か自己証明書を許容する(false)か |
EGitの使い方
次の手順でEGitのパースペクティブを開く。
- Eclipseの「ウィンドウ」メニューから[パースペクティブを開く] - [その他]を選択する。
- 「パースペクティブを開く」ダイアログで「Git」を選択して、OKボタンをクリックする。
ブランチを切り替える
Gitパースペクティブ
- 「Gitリポジトリー」ビューで対象を選択する。
- 右クリックメニューの[切り替え] - [その他]を選択する。
- リモートトラッキングの任意のブランチを選択する。
- 「チェックアウト」ボタンをクリックする。
Java/Java EEパースペクティブ
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで任意のプロジェクトを選択する。
- 右クリックメニューの[チーム] - [切り替え] - [その他]をクリックする。
ブランチを切り替えようとすると「Checkout
Conflicts」ダイアログが表示されることがある。これは、コンフリクト(競合)が生じているためで、次のうちいずれかを選択する必要がある。
- コミット(コミットしてブランチを切り替える)
- Stash(コミットしないが編集した内容を保存しておく)
- リセット(編集を破棄してブランチを切り替える)
- キャンセル(ブランチを切り替えない)
Pull
Gitパースペクティブ
- 「Gitリポジトリー」ビューで対象を選択する。
- 右クリックメニューの「プル」をクリックする。
Java/Java EEパースペクティブ
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで任意のプロジェクトを選択する。
- 右クリックメニューの[チーム] - [プル]をクリックする。
ブランチ間のマージ
EGitでのマージは、マージ元のローカルブランチ(たとえばfeature)からマージ先のローカルブランチ(たとえばdevelop)で実施する。
マージ元ローカルブランチは存在するが、マージ先はローカルに存在しないということが起こり得るので、マージ元とマージ先のどちらもローカルにチェックアウトして最新化(プル)した後にマージを実施する。
- ワークスペースのソースをすべてコミットする。
- マージ元のブランチのソースを最新化するために、プルを行う。
- ブランチをマージ先のブランチに切り替える。
- 切り替えたブランチのソースを最新化するために、プルを行う。
- 対象プロジェクトのコンテキストメニューを開き、[チーム] - [マージ]をクリックする。
- ローカルのマージ元のブランチを選択する。
- Merge optionsはコミットを選択する。
- Fast forward optionsはIf a first-forward, only update the
branch pointer(ブランチのポインタのみ更新)を選択する。
- マージボタンをクリックする。
ローカルの変更を破棄してコミットの状態に戻す
ローカルで編集したファイルの変更を破棄して、最後にコミットした状態に戻すには、次の手順で行う。
- プロジェクトエクスプローラーで任意のファイルを選択する。
- コンテキストメニューの[置換] - [HEAD改訂]をクリックする。