DROP FUNCTION

DROP FUNCTIONは、データベースからストアド・ファンクションを削除するSQL文である。

DROP FUNCTIONはストアド・パッケージに含まれないスタンドアロン・ファンクションを削除するSQL文であり、ストアド・パッケージに含まれるファンクションは削除できない。ストアド・パッケージに含まれるファンクションを削除するには DROP PACKAGE 文でパッケージ自体を削除するか、CREATE OR REPLACE PACKAGE 文でパッケージを再作成する。

構文

DROP FUNCTION [schema.]function
schema
削除するファンクションが存在するスキーマの名前を指定する。自分のスキーマにあるファンクションを削除する場合は、スキーマの指定を省略できる。
SQL> DROP FUNCTION tsuka.example;

ファンクションが削除されました。
function
削除するファンクションの名前を指定する。
SQL> DROP FUNCTION example;

ファンクションが削除されました。

権限

自分のスキーマにあるファンクションを削除するには、CREATE PROCEDUREシステム権限が必要である。任意のスキーマにあるファンクションを削除するには、DROP ANY PROCEDUREシステム権限が必要である。

PostgreSQL

PostgreSQLでもDROP FUNCTIONでファンクションを削除できる。

DROP FUNCTION [IF EXISTS] function
IF EXISTS
DROP FUNCTION 文を実行したときに、指定したファンクションが存在しない場合はエラーになる。DROP FUNCTION 文に IF EXISTS 句を指定すると、ファンクションが存在しなくてもエラーにならない。
DROP FUNCTION IF EXISTS example
function
削除するファンクションの名前を指定する。
DROP FUNCTION example

MySQL

MySQLでもDROP FUNCTIONでファンクションを削除できる。

指定したファンクションが存在しない場合、DROP FUNCTIONはエラーになる。

IF EXISTS句を指定すると、ファンクションが存在しなくてもエラーにならない。

SQLServer

SQLServerでもDROP FUNCTIONでファンクションを削除できる。

指定したファンクションが存在しない場合、DROP FUNCTIONはエラーになる。

IF EXISTS句を指定すると、ファンクションが存在しなくてもエラーにならない。

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