JavaScript window.confirm()

JavaScriptで確認を行うために「はい」と「いいえ」を選択するダイアログを表示するには、window.confirm()ライブラリを使います。

構文

JavaScriptでオブジェクトのメソッドを使うには、次の形式で呼び出す。

window.confirm(message)

windowオブジェクトのメソッドに限り、オブジェクト修飾子(window.)を省略できる。

confirm(message)

引数

window.confirm()には、次の引数を指定する。

message
確認ダイアログに表示する文字列を指定する。改行を含めるには、改行コード「\n」を使う。

戻り値

window.confirm メソッドは、以下に示す値を戻り値として返す。

true
確認ダイアログで「OK」ボタンがクリックされた。
false
確認ダイアログで「キャンセル」ボタンがクリックされた。

タイトル

window.confirm メソッドで開く確認ダイアログのタイトルはウェブブラウザによって決まっているため、タイトルを指定することはできない。

表示位置

window.confirm メソッドで開く確認ダイアログの表示位置はウェブブラウザによって決まっているため、表示位置を指定することはできない。

カスタマイズ

window.confirm メソッドで開く確認ダイアログのスタイル(大きさや色など)はウェブブラウザによって決まっているため、スタイルをカスタマイズすることはできない。

使用例

<button id="confirm">確認ダイアログを開く</button>
<script>
  function example(e) {
    e.addEventListener("click", function(){
      if (confirm("よろしいですか?")) {
        alert("OKがクリックされました。");
      } else {
        alert("キャンセルがクリックされました。");
      }
    })
  }
  example(document.getElementById("confirm"))
</script>

JavaScriptのダイアログ

JavaScriptには、確認ダイアログ以外にも以下に示すダイアログがある。

window.alert
OKボタンのみのシンプルな警告ダイアログ
window.prompt
文字列を入力できるダイアログ

参考文献

Ecma International (2022) ECMA-262 ECMAScript 2022 language specification