java.textパッケージ

java.textパッケージは、テキストを処理するためのクラスとインタフェースを提供するクラスです。この記事では、日付や時刻、数値、通貨などを自然言語に依存しない方法で文字列に変換する方法について紹介します。

クラス

java.textパッケージには、次のクラスが含まれる。

java.textパッケージのクラス一覧
クラス 説明
Format 各種フォーマットクラスの基底となる抽象クラス
DecimalFormat 10進数のフォーマット
SimpleDateFormat 日付と時刻のフォーマット

java.text.Format

java.text.Format クラスは、DecimalFormat や SimpleDateFormat など、さまざまなフォーマットクラスの基底となる。

抽象(abstract)クラスなので、インスタンス化できない。

フォーマットクラスを自作するときに、基底クラスとして利用できる。

import java.text.Format;

class MyCustomFormat extends Format
{
  // フォーマットの実装
}

java.text.DecimalFormat

java.text.DecimalFormatは、10進数をフォーマットするクラスである。

整数、固定小数値、科学表記法、パーセンテージ及び通貨などのさまざまな種類の数値をサポートしている。

import java.text.DecimalFormat;

public class Example {
  public static void main(String[] args) {
    DecimalFormat fomatter = new DecimalFormat("\u00A5###,###");
    String converted = formatter.format(Double.parseDouble("1000"));
    System.out.println(converted);
  }
}