JSPのpageディレクティブは、エンコード方式、クラスのインポートやセッション管理などJSPプログラム全体の動作に関する定義を行います。この記事では、pageディレクティブの使い方をサンプルを交えてご紹介します。
<%@ page arrtibute=value ... %>
arrtibuteにはpageディレクティブの属性名を指定する。valueには属性に設定する値を指定する。pageディレクティブに指定できる属性を次に示す。
JSPで使用する言語を指定する。デフォルト値は"java"
である。他に指定できる値が無いため、わざわざ指定する必要はない。
<%@ page language="java" %>
インポートするクラス及びパッケージを指定する。カンマで区切って複数指定することができる。
次に示すJavaパッケージは、デフォルトでimportされるため、明示的にimportする必要はない。
java.lang.*
javax.servlet.*
javax.servlet.jsp.*
javax.servlet.http.*
パッケージをインポートするには次のように記述します。
<%@ page import="java.io.*, java.util.*" %>
セッションを有効にするかどうかを指定する。
値 | 意味 |
---|---|
true | サーブレットはセッションに組み込まれる(規定値) |
false | サーブレットはセッションに組み込まれない |
バッファのサイズを指定する。
値 | 意味 |
---|---|
none | そのまま出力される |
数字kb | 数字を指定すると、そのサイズだけ蓄積されてからフラッシュされる |
バッファを自動的にフラッシュするかどうかを指定する。
値 | 意味 |
---|---|
true | バッファがオーバーフローしたときに自動的にフラッシュする |
false | バッファがオーバーフローしたときにExceptionとなる |
スレッドセーフで実行するかどうかを指定する。
値 | 意味 |
---|---|
true | 同時に呼ばれる(規定値) |
false | 同時に呼ばれない |
コメントを指定する。Servlet.getServInfo()が返す文字列となる。
エラーが発生したときに表示するページを指定する。
エラー表示用のページかどうかを指定する。
他のサーブレットで発生したExceptionを参照するか否かを指定します。典型的にはエラー処理用のページに指定されます。
true を指定すると、exception という半数が参照可能になります。Exception は ServletRequestの"javax.servlet.jsp.jspExecption"という名前のarrributeとしてセットされます。
値 | 意味 |
---|---|
true | 他のサーブレットで発生したExceptionを参照する |
false | 他のサーブレットで発生したExceptionを参照しない |
応答の際のMIMEタイプ及び文字コードを指定する。
<%@ page contentType="text/html;charset=UTF-8" %>
JSPの文字コードを指定する。
EL式を適用するかどうかを指定する。
JSPには次に示すディレクティブがある。
<%@ page %>
<%@ taglib %>
JSPには次に示すアクションタグがある。
JSP標準タグライブラリ(JSTL)にはに示すタグがある。